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My voice for you.

SHO-KEIKO|ショウケイコ

Profile

兵庫県長田区にて誕生。長田神社は神戸を代表する神社のひとつ。鎮座1800年を超える古社である。その長田神社を取り巻く庶民の町で彼女は育った。亡き父は長田区の公務員で、町の世話役として慕われていた。彼女が小学生の頃、毎晩のように父を慕う人たちが家を訪れ、宴会騒ぎ。彼女の出番は歌謡ショー。河内音頭から星の流れに、西田さちこに美空ひばり。面白半分で唄わせる歌は大人顔負けのコブシと歌唱力で、訪問客は絶賛した。

神戸発祥と云われる「カラオケ機」は祭りの多い長田では重宝がられ、中学生だった彼女の絶好のお披露目場所となる。高校生の彼女はあねご肌で、同級生の相談役。周りを元気にさせる力がある。慕われるのはご尊父の遺伝であろう。

神戸大震災に見舞われ住まいは全壊。命からがら家族と京都へ疎開した。神戸に戻ったのは震災から3年後の秋。その後、後遺症が残る神戸三宮でスナック【sho】を開店させた。彼女が唄い、スタッフが踊る。そんな楽しい店と評判は広がり、心に痛手を負った人々を和ませ、勇気付けた。そんな時、お店で妹のように可愛がっていた女の子(ゆう子)が癌に侵され24歳の若さで他界。その供養にと、彼女は自費でCDを作りゆう子に捧げた。これがデビューのきっかけになったCDである。

このCDがある日、歌手でもあり作曲家でもある小田純平氏の目に留まり、6月に収録、10月7日にリリースされるという、スピーディ・デビューとなる。彼女の哀愁ある個性的な声で、小田氏が作り上げる独特な女心を歌い上げる。今もお店には、毎晩のように彼女の唄声を聞きに客が訪れる。彼女の人柄、そして彼女の歌声は人に元気を与え、安心させる魅力がある。